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食中毒はどこで発生しているのか?

2023.03.20

食中毒とは、食中毒菌・ウイルス・化学性毒・自然毒・寄生虫などの原因により健康被害が
発生したものです。家庭での発生がかなり多いと思われますが、数字上ではわかりません。
指標として、毎年厚生労働省が統計結果を発表しています。

令和3年を見ると、発症人数は、ノロウイルスが圧倒的に多いです。72件で4733人。
発生件数で最近急上昇なのが、寄生虫!344件で354人。アニサキスって聞いたことが
ありますか?サバ・アジ・サンマ・イカなど魚介類の内臓の表面にいる寄生虫で、
寄生している魚介類が死んでしまうと、筋肉に移動します。そのため、表面には見えません。

それを知らないうちに食べてしまうともう大変。食後数時間で、胃壁や腸壁に刺入して、
激しい痛み、悪心、嘔吐などを引き起こします。その場合、まずは医療機関を受診して、
治療薬はなく取り除いてもらうしか方法はないようです。

アニサキスが心配ならば冷凍を

アニサキスが増えている理由が、近年の流通事情にあります。以前は、魚介類を冷凍して
流通していたものが、鮮度が良い状態を保ちながらの冷蔵で流通できる技術の進歩です。
簡単に言えば、冷凍だとアニサキスは死にますが、冷蔵だと死なないのです。
あとは70℃以上で加熱することで殺すことができます。新鮮な活魚の刺身などは、ちょっと
注意が必要ですね。※スーパーなどの刺身は、冷凍の魚を使うという対策をしています。

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